主な自律神経失調症の症状と言いますのは、具体的な身体症状がある場合と、精神的な気分障害の場合の症状というふうに、大きく二つに分けられます。まず、身体的な症状の場合は、肩こりやめまい、頭痛等の他に、精神的な症状として、不眠など、他にも手足のほてりやしびれ等、その他に便秘や下痢等、人により、症状が異なっていきます。
主な自律神経失調症の症状である頭痛というのは、特に側頭部がズキズキするような痛みを感じたり、後頭部から首にかけて、しめつけられるような痛みを感じるという場合もあるようです。
なお、頭部が全体的に重くなるというふうに感じるような頭の痛みというのは、自律神経失調症の主な症状であるという可能性が非常に高いそうです。通常、自律神経失調症の最も代表的な症状となる不眠というのは、一般的には、眠りが浅くなり、一日に何度も目覚めてしまうという症状が多いです。
これは、しっかりと睡眠ができていない状態で寝不足が続いてくると、日中に倦怠感を生む原因となり、症状を悪化させるという事になりかねません。通常、自律神経失調症の最も代表的な精神的な症状は、不安感やイライラ感、そして集中力の低下等になっていき、感情的にも、不安定な状態になりやすくなります。
つまり、日常的な事のちょっとした事で、クヨクヨと悩んだり、イライラしがちになったりするという事になりがちです。そして、感情の起伏も大きくなり、なんとなく漠然とした不安感を感じるという事も多いようです。
更に、集中力がなくなっていったり、忘れ物が多くなったりする人や、やる気が何も沸かないというふうに、意欲が低下していく人もいるようです。大抵の場合、自律神経失調症というのは、疾患としては、自分でも分かりにくい疾患なので、症状として当てはまるという方は、要注意であると言えるでしょう。